◎フィエロは6着でした
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フィエロは好スタートから馬なりで落ち着かせて折り合って中団から進める。イスラボニータの後ろを確保するもクラレントに被され気味で3コーナーから4コーナー。直線に入ってから一瞬イスラボニータの内を狙おうとするも無理と見て結局はイスラの外から追い出し開始。ここから思ったほど伸びずに最後は前と脚色が一緒になって、差し届かずの6着でした。
大方の予想通りミッキーアイルがハナ。
ペースは前半4Fが46.2で1000m通過が57.5。後半4Fが47.0でラスト3Fが35.6。
浜中Jが平均やや早めの上手いペースを作り出し、後続に脚を使わせながらしぶとく粘りこむという逃げ馬としては理想的な展開を演出しました。
もちろんこの流れは想定できた展開で、ミッキーアイルの逃げ切り勝ちも視野には入れていましたが、単勝5.9倍では勝負する気になれませんでした。
ゴール前に左に寄れて他の馬を邪魔したことはよくないですが、やや早めのペースを作って瞬発力勝負にしなかったことは好騎乗。
厩舎側の逃げるなという縛りがなくなったことが勝利につながったと思います。
以前からこのような騎乗をしていたら、ミッキーアイルは他にも勝てていたレースがあったでしょうね。
ミッキーアイルの話が長くなってしまいました。
フィエロですが、前走を1番人気で負けて今回これだけ人気を落とした訳ですから、とても魅力的で狙いたくなり、単純な私は今回こそフィエロが得意な京都マイルで勝つと考えてしまいました。
でもフィエロが勝ち切れないのにはどうやら理由がありそうです。
平均ペースの流れを読んだのならば、中団に控えるフィエロを狙うのは無理筋。
前半にもう少し出していって好位を確保しなければ好走は難しいですが、フィエロでそれをすると引っかかる恐れがあります。
まとめて面倒を見られるほど爆発的な末脚がある訳ではないが、出していくと引っかかる。辛い選択です。
フィエロが好走できるパターンは一昨年のマイルCSのようなハイペースになること。
斤量56キロで有利なはずのG2で勝てないのも結局は展開が向かないためで、常に展開待ちになっているのが現状。
運がない馬だから勝ち切れないのではなく、ハイペースにならないから勝ちきれないと解釈した方が正しいのかもしれないです。
このことをレース前に判断しなければダメでした。
ちなみに昨年のマイルCSはスローでしたが、ミルコJが出していって好位を確保したことと、イスラボニータが出遅れたことが2着という結果につながったのでしょう。
今日のレースだけでは加齢による衰えは分かりません。展開が向かなかったことが敗因だと考えます。
単複勝負では過去の戦績も踏まえつつ、勝ち切れない馬を選択してはダメだということが今日の結論です。
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