一口馬主の醍醐味の1つに「出資馬の名付け親になれる」があります。我がキャロットクラブでも2021年度産の馬名応募が1月6日(金)締切で行われました。
期待マシマシの出資馬、メールドグラースの全妹グレイシアブルーの21の馬名応募を完了!
今回どんなふうに馬名検討したか、備忘録的に記します。
※ 本ブログに掲載した写真や文章引用等に関しては、キャロットクラブより許可を得ています。
グレイシアブルーの21の馬名検討
過去に決定したキャロットクラブの馬名を整理すると、ある特徴が顕著です。
その特徴とは、過去に出資していた牝馬の仔へ優先的に出資が出来る「母馬優先制度」があるキャロットクラブらしく、馬名が「母名より連想」とされていること。キャロットクラブのコンセプトである「Our Blood」は、こんなところにも垣間見られます。
母名より連想
下表は、過去3年のキャロットクラブ所属馬のうち、馬名が「母名より連想」とされている馬の割合です。
年 | 母名より連想あり | 母名より連想なし | ありの割合 |
2020 | 68頭 | 25頭 | 73% |
2019 | 67頭 | 27頭 | 71% |
2018 | 68頭 | 18頭 | 79% |
どの年でも、70%以上の馬名が「母名より連想」とされている事実があります。
キャロットクラブで馬名を検討するならば、「母名より連想」をさせないと、かなり厳しい戦いを強いられると言っても過言ではありません。
つまり、グレイシアブルーの21の馬名を付けたいならば「グレイシアブルー」という母名にちなんだ馬名にしてあげることが、名付け親になる近道です。
牝系代々に「Blue」が付く
グレイシアブルーの母は「ブルーラスター(Blue Lustre)」で、その母は「Blue Note」。3代にわたって「Blue」が付いてます。
「グレイシアブルーの21」は牝馬ですので、もうこれは「Blue」を付けないと勝負の土俵にさえ上がれない気がします。
英語の慣用句で攻める
「Blue」が付く英語の慣用句を調べました。結構ありますが、まずはこんな感じ。
意味は「貴族階級の人、上流階級の人」。上品な感じを狙うならばこれだが、もっと上品な血統は沢山あるところが難点か。
この名前が付いている馬が過去に3頭いるのもマイナス。
可愛い名前
これも「Blue」が付く英語の慣用句。意味は「最優秀の、厳選された」。牝馬だし、リボンって付くと可愛い。
これは良いのではないかと思いましたが、この名前も過去に3頭いました。
青写真、未来図
意味は「青写真、未来図」なので、将来を期待する良い名前だと思うのですが、プリントって何だか薄っぺらい感じがイマイチでしょうか。
和の響き?
日本語を混ぜ合わせて作ってみたのがこれ。仁淀ブルー。高知県にある仁淀川の美しい清流のことを「仁淀ブルー」と言うそうです。
ちょっと訳わからん、となりそうですかね。
定番カクテル名
オレンジの果実と皮で風味付けされた甘めのリキュールのことです。カクテルの馬名とか結構あるので、お酒でブルーを付けるならこんな感じもありかと。
でもこの馬名は、昨年まで大井で走ってました。残念。
花言葉「大きな希望」
いろいろと検討したら限りなく出てくるのですが、響き的に気に入ったのはこれ。牝馬ですし、青い花で何かないかと探してみました。花言葉がお気に入りです。
過去にこの馬名があったかどうかを一応チェックしたところ、2003年5月17日生まれの牝馬がいましたが、20年近く前ですので問題なしと判断しました。
ということで、以下の言葉を添えて、キャロットクラブへ応募しました。
ブルーエルフィン Blue Elfin
青い蝶のような花姿の植物。花言葉は大きな希望。代々母名より連想
馬名応募の申込み状況
12月20日にキャロットクラブから「馬名応募のお申込み状況につきまして」という途中経過が発表されました。応募の多かった上位10頭は以下の通りです。
多い順 | 募集番号 | 応募馬名 | 応募数 |
1 | 50 | キャントバイミーラヴの21 | 69 |
2 | 88 | グレイシアブルーの21 | 65 |
3 | 39 | アンフィトリテⅡの21 | 61 |
4 | 37 | ジンジャーパンチの21 | 60 |
4 | 44 | ウインジュビリーの21 | 60 |
6 | 4 | グリューネワルトの21 | 59 |
6 | 66 | リスグラシューの21 | 59 |
8 | 2 | ジョプリンの21 | 58 |
8 | 33 | スプリングゲイルの21 | 58 |
8 | 53 | バウンスシャッセの21 | 58 |
「おいおい、2位って勘弁してくれよ」この数字を見たときに思った感想です。
まとめ
私は一口馬主を始めてまだ2世代目の新参者です。
そのうちに、名付けライバルの多さに「名付けなんて無理」って諦めるようになるのか、はたまた「センスのある人がいい名前つけてくれれば良い」って思うようになるのか、今の時点では分かりません。
でも「夏祭り」と言われる出資馬検討は当然として、年末年始の「馬名応募」は、私にとってかなりプライオリティの高いイベントです。こういうの考えるのは楽しくて仕方がない。って暇かよ。
今回私が応募した馬名に決まらなくたって「グレイシアブルーの21」を応援する気持ちが変わることは当然ないし、検討してみたってだけで何だか満足してしまってます。
ブルーエルフィン Blue Elfin
青い蝶のような花姿の植物。花言葉は大きな希望。代々母名より連想
まあ何はともあれ、無事にデビューして、あわよくば活躍してほしいです。
コメント