今年のスプリンターズステークスは、というか今のスプリント路線は主役不在。どの馬にも勝つチャンスがあるでしょう。
2度の重賞挑戦ではともに1番人気に支持されたマッドクール。主役になることができる能力の持ち主かもしれません。
レースの大局観
予想のポイント
まずは前提条件を確認します。
- 馬場状態:中山は開幕4週目の最終週。土曜は差しも決まっていて内外フラットと言える
- 天気:土曜、日曜ともに晴れ。土曜芝1200mの勝浦特別がスローの凡戦となったので参考にし辛いが、1分7秒台の決着は必至だろう
- 斤量:G1なので定量戦で牡馬58キロ、牝馬56キロで、3歳は2キロ減
- 枠順:逃げたい馬が内外離れて入った。すんなりハナが決まるとは思えず、前掛かりになることは間違いない
- 展開:ハナ候補は外枠ジャスパークローネと内枠テイエムスパーダ。大外モズメイメイも行ければ行きたい。これらを見ながらナムラクレア、マッドクール。メイケイエールはその後ろ。末脚だけでまとめて交わせる差し馬はおらず、ハイペースとはいえ前目にいないと厳しい
有力馬チェック
人気・実績上位を確認します。
- ナムラクレア:春のG1高松宮記念2着。昨年のG1スプリンターズステークス5着は枠に泣いたと言えるが、つまり絶対的な立場ではないということ。これだけ逃げ馬が多いと、最内枠は仇となる可能性もある
- アグリ:前走のG2セントウルステークスでノリさんは差し脚を測ったと思う。ここも末脚勝負だろう。神騎乗期待も、後ろからだと凡走の可能性もある
- ママコチャ:川田だからとりあえず買っておけ的な3番人気。さすがにここで勝ち負けできるほどのスピード能力は無いと見る
- メイケイエール:重賞6勝もG2とG3まで。G1は8戦全敗で、本質的にもスプリンターではないため、狙いを下げるのが妥当
- ジャスパークローネ:ハナ争いには勝てると思うが、G1でこの乗り方は無理がある
- マッドクール:前走のCBC賞は重賞未勝利馬にもかかわらずハンデ58.5キロで謎。シルクロードステークスで後の高松宮記念1,2着馬と差のないレースが出来ており、持ちタイムからここで走っても驚けない
この馬で勝負したい理由
マッドクールは、1番人気で迎えたCBC賞では熱中症だったような話も出ており、あの負け方は実力ではないでしょう。負けたとはいえ前走で58.5キロを経験したのは大きいと思います。
シルクロードステークスでも1番人気に推されて3着。1,2着がナムラクレアとファストフォースだったし、重賞初挑戦だったことを考えれば、それなりには走ってきたと言えます。
重賞未勝利とはいえ挑戦した2回がともに1番人気に支持された馬が、G1で人気を落として参戦。いかにも初タイトルを持っていきそうな気がします。
春雷ステークスで中山も経験済み。ハイペースの展開も向きそうだし、枠も10番ならば悪くないです。
秋のG1シリーズ初戦は、オーソドックスに単勝:複勝=1000円:2000円で行きます。
結 論
マッドクールが直線抜け出すと予想。単複で勝負します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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