私のキャロットクラブ出資馬である2歳馬の2頭「エルフォルク」と「レイジングウェイブ」の近況を紹介し、まったく客観性に欠けた今後の展望を記します。
(諸先輩方には「甘い」と一喝されること間違いなし)
私は昨年、キャロットクラブに何とか滑り込み入会出来たのですが、新規入会の際には、厳しい『修行』を強いられる格好です。
キャロットクラブの募集ルールは既存会員優先であり、新規は既存会員が選ばないであろう『余った馬』を予測して申し込まざるを得ないため、これを『修行』という方もいらっしゃいます。
このような『余った馬』が果たして勝ち上がれるのか。それは誰にも分かりませんが、確率的に極めて低いであろうことを覚悟の上で入会しなければなりません。
ところが、そのように出資をした私の愛馬「エルフォルク」と「レイジングウェイブ」の育成が思いのほか順調で、「これはひょっとしたら・・」なんて思ってしまっている今日この頃ですので、この後、2頭をそれぞれ紹介します。
※ 本ブログに掲載した写真や文章引用等に関しては、キャロットクラブより許可を得ています。
キャロットクラブ出資馬の近況と今後の展望
1.エルフォルク
まずは募集時の馬体重403キロだった「シュピッツェの20」ことエルフォルク。
- 美浦 中館厩舎 牝2歳 父:モーリス × 母:シュピッツェ(BMS:Azamour)
1~2歳の育成時は北海道で調教を積まれて、順調ならば本州へ移動することになります。これを『脱北』と言うようですが、エルフォルクは既に脱北して5月12日に中館厩舎へ入厩。
同期のエリートたちの半分は、まだ脱北していないので、これまで順調に来ていることが伺えます。
そして5月19日にはゲート試験にも合格しました。
が、中館師曰く、
根本的な体力がまだ備わっていないと言えそうです。早期移動できたので早期デビューを期待される方もいらっしゃるかもしれませんが、現状のままだといい走りを期待することは酷そうです。背中の感触などを考えると勝ちあがれるだけの素質は感じていますから、今は慌てず、しばらく時間をかけて成長を図ることができればと思っています
とのこと。先生、会員の勘違いに気を配り、リップサービスもお上手です。
現在は山本TCで調教されています(この馬は社台ファーム生産馬)。
なお馬体重は440キロと、募集時より30キロ以上大きくなっています。
秋頃にデビュー出来たらいいな。
2.レイジングウェイブ
お次は、募集時の馬体重こちらも403キロだった「ホットスウェルの20」ことレイジングウェイブ。
- 栗東 牧田厩舎 牡2歳 父:ハーツクライ × 母:ホットスウェル(BMS:Fusaichi Pegasus)
馬体重は5月13日で479キロと、募集時よりも何と70キロ以上大きくなっています。おそらく90頭ほどいる同期の中で最も大きくなった馬でしょう。
こちらも既に脱北しており、5月28日に牧田厩舎へ入厩。6月2日にゲート試験合格。
ゲート試験ってこんなに簡単に受かるものなのかと錯覚してしまいそうです。
牧田師曰く、
先週ゲート試験合格後は軽く動かしつつ週末に15-15程度の調教を取り入れました。問題なく動けそうではありましたが、少し乗り込みは必要でしょうし、北海道から直接入厩してゲート試験までこなしてくれた後なので、いったん放牧に出させていただくことにしました
とのこと。
エルフォルクと同じように外厩へ戻りますが、レイジングウェイブは既に栗東坂路で「58.2 – 42.7 – 27.9 – 13.8(馬ナ リ余力)」という時計を出しました。
こんなの見せられると、もうお腹いっぱいです。
夏にデビューできるかな。
今後の展望
最後に、愛馬の今後の展望です。
エルフォルクは、無事にデビューまで漕ぎつけてくれれば、もう十分です。
と言いつつ、春の社台ファームの勢いに乗っかりたい(本音)。
中館先生、よろしくお願いいたします。
レイジングウェイブは、ノーザンファーム育成の底力で入着とか期待出来てしまうのでは。5月の遅生まれでもあり、伸びしろがあってほしい願いを込めて、しがらきからの帰厩を待ちたいです。
牧田先生、ノーザンファームとの関係を濃くするためにも、ここはぜひ頼みます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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