昨年、2021年のキャロットクラブ新規入会チャレンジ。私はエルフォルクへ渾身の最優先希望票を投じ、キャロットクラブへの入会に成功しました。
そのエルフォルクさんが、いよいよデビュー戦を迎えます。
出走するレースや育成から中間の状況、追い切りや中舘師のコメントなどを纏めました。
出資馬初出走となったレイジングウェイブは、残念ながら6.1秒差のタイムオーバー負け。エルフォルクさんはタイムオーバーにならない程度に無事に完走しておくれ!
※ 本ブログに掲載した写真や文章引用等に関しては、キャロットクラブより許可を得ています。
エルフォルクの新馬戦出走について
出走レース
エルフォルクさんは父モーリス、母父Azamourという血統。適性はマイル前後で、芝ダート兼用かなと勝手に思っていました。初戦のレース選択は、ちょうど牝馬限定戦でいい感じです。
育成~中間の状況
エルフォルクさんはキャロット所属馬ですが、毎年1頭程度しかいない社台ファーム生産馬。ですので、社台ファームで乗り込み開始から、美浦トレセンの中間までの状況を記載します。
レイジングウェイブ同様、エルフォルクさんも募集時の管囲が細く、怪我の心配がありました。
これまでに右前脚の骨瘤、咽頭片周囲の炎症、夏に軽い熱中症があったものの、大事に至らない程度で済みました。また入厩後には背中の硬さを指摘されることが多く、トレセンでの稽古は慎重に進められました。
中舘師のコメント
中舘先生はとてもコメントが丁寧で、楽しみにしている初心者には嬉しい限りです。(一方のレイジングウェイブ牧田師の淡白なこと・・)
1週前の段階だと、う~ん…という感じではあったのですが、様子を見たうえで金曜日に少し時計を出してみました。15-15くらいを基調にしてじわーっと動かしてどれだけ対応できるかなと思っていたところ、5ハロンで69秒半の終い12秒4という時計で来ることができていました。ただ、馬場の内目を通って出したものなので、この時計にプラス1秒くらいの感覚で見てもらえたらとは思います。それでも抱いていた想像よりは対応してくれたかなと思えましたし、少しずつ前進できているように感じますよ。相変わらず背中の張りがあり硬く感じられるので解しながら調整するようにしていますし、息遣いを聞いていてもまだこれからと感じるので、コンスタントに動かしていって、まずは今開催中にデビューできるかを探っていければと思っています。今週もおそらく週末にかけたタイミングで時計を出してみたいと考えています
9月7日 中舘先生より
先々週に続き、先週も金曜日に時計を出してみました。背中はまだで、体のバランスという点でも良化の余地がある状態ですけれども、それでも最初に比べれば徐々に良くなってきているように思えます。また、筋肉らしいものも徐々に浮き出て見られるようになってきていますよ。時計的に見ても全体で69秒半くらいですが、終いを11秒6で伸ばすことができているように、少しずつ前へと進められているので、何とかこの調子と思っています。今週どの程度動けるかで見えてくるかなと思っていますが、先週と今週あたまの様子からは最終週あたりに行けるかもしれないなというイメージを抱いています
9月14日 中舘先生より
3日間開催の影響で今週のトレセンは変則スケジュールになることを考え、先週も金曜日に時計を出してあります。その時は、それまでよりも少し踏み込んだ形で動かしてみたんです。やや外目を回す形で、無理はさせていませんけれどもどの程度動けるかなと思い課したところ、時計こそ5ハロンで69秒半くらいでしたが、終始楽に来ることができていましたね。硬さはあるものの動きは段々と良くなってきた印象です。最初の頃は若いスタッフが乗っていたこともあったのかもしれませんけれど少しモタれるようなところを見せていたのが、その時は比較的いいバランスで走ることができていました。血統をはじめ元がいいので、その良さが見られるようになってきているのかなという感じですかね。これならば今開催中の出走を考えられるのではないかと思いますので、今のところ最終週に組まれている牝馬限定戦を目指していくことにし、石橋脩に依頼をかけています
9月21日 中舘先生より
先週は追い切りの組み合わせや馬場状態等を考慮し、検討した結果、木曜日に追い切りましたが、3頭併せの先頭で求めてみたところ楽に動くことができていましたね。悪くないなと思える手ごたえを得られ、その感触を持って今朝当該週追い切りを行ったところ、今日もまずまず。正直に言いますと、馬の格好は自信満々に良いと言えるわけではなく、迫力があるなと思わせるわけでもないんです。乗ってみても硬さを感じ、背中の感触がいいというわけでもないのですが、動かしてみると良いんですよね。こなしがいいけれど走らないというケースはときどきありますが、今回はその逆で、今の段階で強気と言いますか、自信をもっていいですよと表現がしづらいところがあります。稽古と競馬は別物ということも正直よくあることなので、実戦での走りが如何ほどかというのをよく見たうえで評価してあげられればと思っていますし、もちろん良いものとなってくれることを期待しています。ゲートは普通ですが、これも競馬へ行ってみないとわかりません。その時の空気に飲まれて練習で速かったのに実戦では遅いということもよくありますからね。明日か明後日あたりに再度確認しておきますが、最終的には当日次第だと思いますので、落ち着いて臨み、可能ならば流れに普通に乗ることができればと思っています
9月28日 中舘先生より
徐々に先生のコメントが良くなってきました。最終追い切り後のコメントは「良く分からん」ということでしょうかね。
これならばタイムオーバーにはならないのでは、と思いたい。
まとめ
出資馬初出走のレイジングウェイブは、タイムオーバー負けという洗礼を受けました。無事に走り切ってくれたので、それはそれでいいのですが、厳しい世界だなと改めて痛感。
エルフォルクさんは、今の一口馬主ライフを私に与えてくれた仔。無事にゴールして、怪我しないようにコンスタントに走ってくれれば十分です。
レイジングウェイブのデビューの時と同様、私は東京競馬場のターフビジョンでドキドキしながら観戦します。除外にならないでね、お願いします。
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