今年のエプソムカップは、微妙な天候・馬場で行われます。
ハマれば強いショウナンマグマにとって、この馬場状態は理想的。先行馬が少ないことから、思い切ったレースが出来るでしょう。
レースの大局観
予想のポイント
まずは前提条件を確認します。
- 馬場状態：府中は使われ続けて10週目でCコース。前日からの降雨により稍重で、キレ味勝負にはならなさそう
- 天気：土曜の夜から降雨あり。日曜も降ったりやんだりで、馬場が回復するような天気ではない
- 斤量：別定戦。牡馬57キロ・牝馬55キロをベースに、インダストリアとガロアクリークの2頭が1キロ加算
- 枠順：ジャスティンカフェは8枠15番で、この馬にとっては競馬しやすい枠。インダストリアは2枠4番で、馬群で溜めたい馬なので良い枠。レインフロムヘヴンは3枠5番で、レーンが周りを見ながらの競馬。マテンロウスカイは2枠4番で逃げるならば絶好枠。エアロロノアの1枠1番は、内で捌く馬ではなく良いとは言えない。ルージュエヴァイユは大外8枠16番で厳しくなった
- 展開：ハナ候補はマテンロウスカイだが、これで逃げないのがノリさんなので、ショウナンマグマが行く構えを見せる。他に先行馬が少なく、この2頭が並走しながら後続を引き離す。ペースは平均でやや縦長の隊列となって、4コーナーで後続が慌てて仕掛け出すも、2頭が後続を離したままで、直線では持久力勝負の流れを想定
有力馬チェック
人気・実績上位を確認します。
- ジャスティンカフェ：昨年のこのレース4着。実力は認めるも明らかに良馬場向きで、距離も1ハロン長く、馬券外となっても驚けない
- インダストリア：前走のダービー卿CTで重賞制覇で安田記念が無念の除外。中山マイル向きで、ルメールだがここで勝ち切るイメージが沸かない
- レインフロムヘヴン：力を付けつつオープン入り。レーンにとっては今回の来日ラストの重賞なので、そこに期待か。距離不足かも
- マテンロウスカイ：常に好走を繰り返し、着外は重賞初挑戦のセントライト記念のみ。前走が理想的だったが、鞍上ノリさんなので読めない。無理してハナに行かないと読む
- エアロロノア：オープン大将典型のスローで外差しのイメージ。今回は距離延長で持久力戦となりそうなので、厳しい戦いが予想される
- ルージュエヴァイユ：前走のメイステークスは進路が取れず参考外。ただ突き抜けるほどの脚があるかと言われると微妙で、ましてや大外からとなるとしんどいと見る
この馬で勝負したい理由
エプソムカップは個人的には好相性のレース。とても良いイメージがあります。
今回思い切ってショウナンマグマで勝負しますが、これには理由があります。
そもそも、ショウナンマグマは高いポテンシャルを秘めています。2勝目を挙げたレースでは、後続を8馬身も離しての圧勝。G3ラジオNIKKEI賞では重賞常連のフェーングロッテンと好勝負しました。
3勝目を挙げたディセンバーステークスでは、負かした2着3着馬はともにオープン入りを決めていますし、G2中山記念ではあの強敵相手に0.3差の7着です。
それらのレースはすべて1800ｍで、未勝利勝ちを含めると5戦で3.1.0.1となります。
また、馬場状態ですが、前走こそ不良馬場で大敗しましたが、ショウナンマグマは過去の走りから持久力勝負を得意としているので、今日の微妙な馬場状態は歓迎でしょう。
展開も味方しそうで、前に行きそうなのはノリさんのマテンロウスカイくらい。鞍上が吉田豊に戻るので、思い切った逃げが期待できるのも買い要素。少なくともスローの切れ味勝負にしてしまうような鞍上ではありません。
こんな馬が、単勝50倍以上、複勝も7倍以上付くのですから、期待値という意味では楽しみで仕方がないです。
吉田豊には思い切った競馬を期待して、単複勝負します。
結 論
ショウナンマグマが逃げ粘ると予想。単複で勝負します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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