暮れの大一番有馬記念は人気しそうな馬が外枠を引いて混戦オッズに。
とは言え、今年の3歳牡馬クラシックを全て連対で乗り切ったタスティエーラならば、ここも好走必至でしょう。
レースの大局観
予想のポイント
まずは前提条件を確認します。
- 馬場状態:中山は4週目。前週は道中で好位外目を追走した馬が馬券に絡むことが多かった。週中は好天で良好な馬場状態が継続
- 天気:晴れ予報で良馬場想定
- 斤量:定量戦で牡馬58キロ、牝馬は56キロ、3歳馬は2キロ減
- 枠順:フルゲート16頭立て。スターズオンアースが痛恨の大外で、スルーセブンシーズもピンク帽。タスティエーラも13番で良いとは言えない一方で、ドウデュースとタイトルホルダーは願ってもない絶好枠。無難な枠が当たったジャスティンパレスに人気が集まるのは頷ける
- 展開:テンに速いタイトルホルダーの逃げは1コーナーでペースを落とし前半60秒程度で通過のスロー。スターズオンアースの出方が読み辛いが2番手の可能性も十分。好位勢はアイアンバローズ、ウインマリリン、プラダリアで、その後ろにタスティエーラ。残り1000mでタイトルホルダーは悔いを残さないよう動くはずでロングスパート戦を想定
有力馬チェック
人気・実績上位を確認します。
- ジャスティンパレス:人気馬の中では無難な枠が当たった。早熟ではないディープ産駒で今がピークだろうし距離は向いている。ただし中山が得意とは思えない
- スルーセブンシーズ:こちらは逆に中山が得意で7戦4勝すべて馬券内。イクイノックスにクビ差まで迫った宝塚記念が強烈だが、今回これまでで最も長い距離を走るのはマイナス。最悪と言える15番枠で池添なので奇策は考えにくく、後ろからの競馬になるだろう
- ドウデュース:5番の好枠で鞍上が武豊に戻るのは大きなアドバンテージだが、いくらなんでも人気し過ぎ。秋天、JCに続き有馬記念が秋3戦目は常識的に厳しいと言わざるを得ない
- ソールオリエンス:皐月賞の勝ち方が強烈だったが、裏を返せば展開待ちの馬であることは、その後の成績から明らか。皐月賞が特殊だったと言い切ってしまえば、人気ほど期待値は高くない
- タスティエーラ:ソールオリエンスと逆で常に人気以上に走ってくるのは、父サトノクラウンが地味だからか。いかにもレース巧者で混戦向きだが、勝ち切るイメージは持ち辛い
- スターズオンアース:枠がまともならば1番人気になったはず。中山向きではないが、この距離は良い。鞍上ルメールでとにかく最後は必ず伸びるので、凡走は考えられない
- タイトルホルダー:G1レースの3勝はすべて阪神で、中山が向かないとは思えないが、有馬記念は過去2戦とも敗戦。陣営のトーンから状態が戻ってこないと判断して、引退レースだがここは軽視する
この馬で勝負したい理由
タスティエーラは日本ダービー以来の秋初戦となった菊花賞で2着。初の長距離輸送で休み明けにもかかわらず結果を残し、クラシック3戦ですべて連対を果たしました。
そんな馬が3歳有利な有馬記念に出走してくれば、当然狙いたいです。
舞台の中山は向いているし、距離も良い。そして鞍上はライアン・ムーア。
菊花賞から秋2戦目のローテは余力十分で、まだまだ成長が見込める状況。
13番枠は良いとは言えないが、ピンク帽よりはましと考えれば問題ない。
勝つためには運が必要でしょうけれども、少なくとも馬券内は確実と見ます。
複勝1点で行きます。
結 論
タスティエーラが直線抜け出すと予想。複勝で勝負します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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