遂にこの日が来てしまった。
大好きだったタイキシャトルが、本日8月17日の早朝に天国へ旅立ってしまいました。
ジャックルマロワ賞が終わった週というのも何かの因縁でしょうか。
良い思い出が一杯ありますので、哀悼の意を表してここに記したいと思います。
名馬タイキシャトルとの思い出
現役時代
1997年にデビューして13戦11勝でG1を5勝。とてつもない成績です。
馬券の思い出は1997年のスプリンターズステークス。
タイキシャトルが勝つことは当然だったので、もはや相手探しのレース。思い切って7番人気スギノハヤカゼとの馬連1点1万円勝負をして、これが見事に炸裂。
払戻金で冠婚葬祭用の礼服を買いました。未だに現役として使っています。
ゼッケンレプリカも購入。相次ぐ引っ越しでやむなく処分してしまいましたが、確か写真を取っておいたはずとアルバムを見返したら、やっぱりありました。懐かしい思い出です。
引退レース
8連勝で迎えた引退レースは連覇のかかる1998年のスプリンターズステークス。私は現地の中山競馬場にいました。
レース後には引退式が行われることにもなってました。誰もが負けるわけないと思っていたはずで、単勝オッズは1.1倍。
ところがレースでは、マイネルラヴにねじ伏せられるように交わされ、最後はシーキングザパールにも差されてまさかの3着。それはそれは場内が騒然としました。
ヤバい雰囲気の中で行われた引退式では、鞍上の岡部さんに対して「お前が引退しろー」っていうヤジが叫ばれてたのを今でも覚えています。
種牡馬時代
2015年の夏、私は北海道一周旅行という名目で牧場巡りをしました。
タイキシャトルに会うのもプランの1つで、当時繋養されていたアロースタッドへ訪問。ところがタイキシャトルは馬房の奥で立ちながら寝てしまっていて微動だにせず。私も1時間ほど粘って、タイキシャトルが出てくるのを待ちましたが、結局お顔を見られず。会っておきたかった。
当時の記録は以下のリンクにあります。
まとめ
現役時代には圧倒的なパフォーマンスを見せてくれただけでなく、馬券でも良い思いをさせてもらい、引退式の騒然とした雰囲気も現地で感じて、北海道では少々変わった思い出を作ってくれました。タイキシャトル最高。
美しくて、安心して見ていられた強い馬でした。私が競馬を始めた頃は、最強マイラーと言えばニッポーテイオーでしたが、タイキシャトルが出現した以降は、誰も異論なくその座はタイキシャトルのものになりました。
今はグランアレグリアなんですかね。世代が違うので、どちらが強いかの議論は永遠に決着しませんが、私はやっぱりタイキシャトル推しです。
28歳という年齢ですから、旅立つのは仕方のないこと。天国でも、牧場での最期のようにのんびりしてください。
合掌。
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