牡馬3冠レースの第一弾皐月賞。今年は大混戦模様で予想に力が入ります。
皐月賞が終わる前までは分からないことが多いもの。今後さらに強くなる馬がこの中にいたとしても、今の時点で走れるかどうかは別問題です。
べラジオオペラを買います。
レースの大局観
予想のポイント
まずは前提条件を確認します。
- 馬場状態:中山は使われ続けて8週目の最終週でBコース。勝負所で内を通すのは微妙で、外差しも決まっている
- 天気:土曜が終日降雨。日曜は晴れ予報だが回復しても稍重までと想定
- 斤量:定量戦。昨年と変わらず57キロ
- 枠順:ソールオリエンスは1枠1番で今の馬場状態では不運としか言えない。ファントムシーフは4枠7番で好きなポジションを取れる。その外8番トップナイフは前走同様内々に潜れる。べラジオオペラは7枠15番で馬場を考えればラッキー枠。その外タッチウッドは逆に壁を作れなさそうで良くないか。タスティエーラは7枠14番で内にグラニットなので流れに乗りやすい
- 展開:グラニットが逃げ宣言なので外から切れ込んでハナ。トップナイフ、ホウオウビスケッツ、ラスハンメルが並走で続くが、これを外からタッチウッドが抑えきれずに交わしていき、その後ろをタスティエーラが狙う。ショウナンバシット、フリームファクシ、ファントムシーフの外国人ジョッキー3人が好位に収まり、外からべラジオオペラ。内を通りたくないソールオリエンスは下げながらポジションを探る。流れが落ち着くとは思えず、2018年のエポカドーロが勝ったときのようなハイペース。切れ味不要でパワーが要求される持久戦を想定
有力馬チェック
人気・実績上位を確認します。
- ファントムシーフ:共同通信杯の勝馬。上りの速いレースの方が良く、ホープフルSで4着のように中山向きではない。信頼できない1番人気だと思う
- ソールオリエンス:京成杯の勝馬で、スケールの大きさを感じさせる勝ちっぷりだったが、初めての多頭数で1番枠は痛恨。嫌ってみたい
- べラジオオペラ:スプリングSの勝馬。3戦すべて異なる戦法・競馬場で勝利し、重馬場も経験済み。枠も良く勝利に最も近そう
- タッチウッド:共同通信杯2着。短期免許外国人が乗ってきて、武豊が苦手とする掛かり気味に行く馬。折り合わずに終わると思う
- トップナイフ:キャリア8戦で重賞2着3回と経験は豊富。ノリさんが教えてきた立ち回りの上手さが生きなさそうな馬場状態でどうか
- タスティエーラ:弥生賞の勝馬。ペースが速くなってどうかだが、共同通信杯、弥生賞と連戦となって厳しいか。枠は良い
- フリームファクシ:きさらぎ賞の勝馬。4戦3勝でレーンが騎乗するのに7番人気は魅力も、ある程度のペースに乗った経験がないのは皐月賞ではマイナス
この馬で勝負したい理由
べラジオオペラは過去3戦すべて異なるレースをしていますが、共通して言えるのはスタートが良いことで、これは機動力を求められる皐月賞では重要です。
また、前走である程度の速い流れと重馬場を経験しているのは大きな強み。経験の少ない馬同士で混戦となれば、競馬が上手なことは大きな武器です。
これらから、べラジオオペラは有力馬の中では、最も中山向きで皐月賞向きだと考えます。
最終週の馬場で雨が残る状態なので、必ずしも内枠や先行が有利ではないことは分かっていて、またこのメンバー構成ならば、ホープフルSや弥生賞のようなスローの上り勝負になる可能性は極めて低い。
外枠の15番ならば、好スタートから馬場の良くないところを避けつつ、好位集団を見ながらの競馬となるでしょう。
そして田辺が中山でよくやる乗り方。3コーナーから勢いをつけて、外々を回しながら4コーナー大外の騎乗が上手くいくと読みます。
皐月賞に出てくる有力馬は、ほとんどが次走の日本ダービーを意識して馬を作ります。どの馬もここが100%の出来ではないですが、まだ底を見せていないべラジオオペラが、1冠目を突破して日本ダービーを迎えると見ます。
馬券は単複にします。
結 論
べラジオオペラが直線で外から伸びてくると予想。単複で勝負します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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