今年のヴィクトリアマイルは、牝馬マイル路線のNo.1を決めるに相応しいメンバーとなりました。
ソングラインは昨年のこのレースが5着でしたが、3コーナー手前で躓いたことや、前が止まらない展開が痛恨でした。
府中マイルで牡馬のシュネルマイスターと勝ち負けすること2度。ここは明らかに力量上位です。
レースの大局観
予想のポイント
まずは前提条件を確認します。
- 馬場状態：府中は開幕4週目でBコース替わり。普通に考えれば内有利
- 天気：土曜が降ったりやんだりの天気でも一応良馬場。日曜は何とか降らなさそうなので、良馬場の高速寄りで想定をする
- 斤量：定量戦で56キロ
- 枠順：スターズオンアースは1枠2番で出負け気味の近走から良いとは言えない枠。ソダシは大外16番枠で最悪。ナミュールは中枠の11番で各馬の出方を見られる好枠。ソングラインは内枠6番で好枠だが生かすも殺すも戸崎次第
- 展開：内枠のサウンドビバーチェがハナへ行くとして、松山なのでスローに落とす。ロータスランドが直後で大外ソダシがスピードの違いで番手外。メンバー的にペースが上がる要素がないため、マイル戦にしてはスローな流れ。直線で早め先頭には立ちたくないソダシを目掛けて各馬が一気に詰め寄るので仕掛けは早くなり、ゴール前で決め手のある馬が台頭する
有力馬チェック
人気・実績上位を確認します。
- スターズオンアース：これまで馬券内を外したことがない牝馬2冠馬。ただここ2戦は出負け気味。距離短縮となる今回も出負けとなると致命的で内枠も難しく、初の馬券外があっても驚けない
- ソダシ：G1を3勝でマイルで牝馬に負けたことがないアイドルホース。テンに速いので大外は克服できるとしても、全馬の目標になること必至。展開は向かないと見る
- ナミュール：前走で初の古馬対戦をクリア。マイルにも適用してきた。とにかく末脚が確実なので、馬券外イメージはない。3連系ならば軸に最適
- ソングライン：前年のヴィクトリアマイルは不利が重なっての敗戦。府中マイルはベストで瞬発力勝負になれば最右翼だが、内枠から器用に立ち回れるかの課題あり
- ナムラクレア：レース巧者なので内枠が欲しかった。どこまで脚を溜めることが出来るかだが、この枠だと難しいと思う
- ララクリスティーヌ：このメンバーに入るとさすがに見劣りする。個人的には真っ先に切りたい1頭
- スタニングローズ：この馬が7番人気でいいのかというのはある。本来マイル向きではないにしても、枠も良いし、抑えないと痛い目に合いそう
この馬で勝負したい理由
ソングラインの府中マイル適性は、他馬よりも抜けています。
昨年のヴィクトリアマイルのソングラインは、躓いたことや前残りの流れとなったことで、難しい競馬になりました。その後の安田記念には勝利したため「ヴィクトリアマイルではなく安田記念向き」と一部で言われていますが、そういう考え方はちょっとどうかと思います。
ソングラインの実力は、スローとかハイペースとかの流れに左右される次元ではないです。もっと根本的な能力の部分でソングラインが府中マイルに強いことは、ハイペースだったNHKマイルの2着と、スローだった安田記念の勝利から明らか。ともに牡馬のシュネルマイスターと勝ち負けを繰り広げています。
そして、ここを叩いて安田記念勝負なんてことは、クラブ馬のローテとしては考え辛い。
懸念された馬場状態は、何とか良馬場で出来そうですし、流れが遅くなりそうなメンバー構成ならば、内枠を利して好位からの競馬が出来る馬でもあり、内有利な馬場状態も味方にして、直線で突き抜けるでしょう。
馬券は単複にします。
結 論
ソングラインが直線で抜け出すと予想。単複で勝負します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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