今年のオークスは、リバティアイランド牝馬3冠の通過点ですかね。馬券は残り2席の複勝を狙うしかない。
エミューは桜花賞が10着で惨敗も、内々で捌けず脚を余したもの。距離延長は歓迎で、末脚勝負で鞍上ミルコは魅力です。
レースの大局観
予想のポイント
まずは前提条件を確認します。
- 馬場状態：府中は開幕6週目で先週に続きBコース。先週、先々週と雨の中での競馬で内は良くないと思いきや、前残りも外差しもある内外フラットな馬場
- 天気：土曜が稍重開始も午後から晴れ。日曜も晴れ予報で、良の高速馬場を想定
- 斤量：定量戦で55キロ
- 枠順：リバティアイランドは3枠5番で文句ない好枠。ハーパーは6枠12番でルメールならばやりたい競馬が出来る。ゴールデンハインド3枠6番枠でハナに行くには最高の枠。コナコーストは5枠9番でレーンなら卒なく乗れる。ペリファーニアは7枠14番でこれは内枠が欲しかったはず
- 展開：内枠のゴールデンハインドがハナを狙うもレミージュも出して行き並走。コナコーストが続き、内からキミノナハマリア、ソーダズリング。リバティアイランドは下げて中団。道中で探りながら外へ出そうとするも、ルメールのハーパーはこれをブロックする。ペースは平均やや遅めで、オークスは例年ラスト4Fあたりから仕掛けが始まり、ゴール前でバテ差しの展開を想定
有力馬チェック
人気・実績上位を確認します。
- リバティアイランド：1度の敗戦は最後の直線で進路が取れず仕掛け遅れの2着で、まともな勝負になれば同世代では抜けている。問題なく勝つでしょう
- ハーパー：桜花賞は4着も、距離伸びて良さそうな印象はある。リバティアイランドを負かしに行くような競馬をしたら、馬券外へ飛ぶかもしれない
- コナコースト：桜花賞2着は鮫カツが上手く乗ってのものだが、鞍上をレーンに強化して、キタサンブラック産駒で距離延長。ここも馬券内は濃厚と見る
- ゴールデンハインド：前走フローラステークスは逃げ切り勝ちも、かなり展開に恵まれてのもので、同じことが2度できるとは到底思えない。エミューに2度負けている馬ということを念頭に入れると不安しかない
- ペリファーニア：桜花賞3着でコナコーストと2戦連続で接戦。外枠が厳しいが勝負にならないことはない
- シンリョクカ：阪神ジュベナイルフィリーズ2着で桜花賞6着ならば、ここは十分に圏内だと言える。新馬戦を府中で快勝しているのも良いが、今回は外枠過ぎる
- エミュー：フラワーカップで重賞を勝っている3勝馬で1800ｍを2勝。前走の桜花賞のようなスピード勝負よりは距離伸びて良さそうなタイプ
この馬で勝負したい理由
エミューを狙うならばこの舞台でしょう。
フラワーカップの走りからしても、桜花賞で勝負になる馬ではないですが、その桜花賞は全く不向きというほど走らなかったわけではなく、直線で進路がない中で脚を余した形での0.8差。
逆に桜花賞であれだけやれたのは驚きで、距離伸びてのオークスならばもっと走るだろうな、というのが桜花賞を見ての感想です。
ちょっと外枠過ぎますが、ミルコの出負けを想定すればこの方が競馬をしやすいし、例年のオークスのスローから仕掛けが早い展開を考えれば、いかにも来そうな脚質と鞍上です。
既に7戦で使い詰めなことは、ノースヒルズの馬ならばこんなもんでしょう。むしろ経験豊富とプラスに考えることが出来ます。
エミューが2度負かしているゴールデンハインドがそこそこ人気しているのに、そのエミューが全く蚊帳の外といったオッズは舐められ過ぎ。
リバティアイランドがいるので勝つまでは難しいですが、ゴール前でバテ差して2着や3着ならば、複勝オッズに対する期待値は高いです。
結 論
エミューがゴール前で猛追すると予想。複勝で勝負します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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