一口馬主としての1世代目は、残念ながら2頭が勝ち上がれずに引退。まあ仕方ない。
だってキャロットクラブに入会するために、会員さんが選ばないはずの馬を選択したのですから。
そして好きな馬を選べる2世代目。最優先を投じてパステルツェさんに決定。
ところがこの仔がのんびり屋さんでして。間もなく2歳のG1レースが行われるというのに、未だ入厩さえできていません。
そんなパステルツェさんの状況を纏めてみました。
※ 本ブログに掲載した写真や文章引用等に関しては、キャロットクラブより許可を得ています。
パステルツェの近況報告
パステルツェの紹介
まずはパステルツェがどんな馬なのか、簡単に紹介します。
- 父:ルーラーシップ
- 母:グレイシアブルー(BMS:サンデーサイレンス)
- 生年月日:2021年4月29日
- 性・毛色:牝・鹿毛
- 募集総額:3,200万円(一口:80,000円)
- 募集時測尺:馬体重423kg、体高148.0cm、胸囲172.0cm、管囲19.5cm
- 育成牧場:ノーザンファーム空港
- 所属:栗東 清水久詞厩舎
母19歳時の高齢出産なのでちょっと心配でしたが、何といっても全兄にメールドグラースがいるのは魅力的過ぎ。
ノーザンファーム空港での育成状況
ザっと纏めると以下のような感じです。
- 2022年10月:ノーザンファーム空港へ移動
- 2022年11~12月:週2日、900m屋内坂路コースをハロン18~20秒のキャンター1本。残りの日は軽めの調整
- 2023年1月~2月:周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週2日は屋内坂路コースをハロン17~18秒のキャンター2本
- 2023年3月~4月:周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週3日は屋内坂路コースをハロン16~17秒のキャンター2本
- 2023年5月~6月:周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週3日は屋内坂路コースをハロン16秒のキャンター2本
- 2023年7月~8月:周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週3日は屋内坂路コースをハロン15~16秒のキャンター2本
- 2023年8月15日:継続的にハロン14秒ペースを消化し、近々の本州移動を予定していたが、左トモをハ行してしまったため、移動の日程を白紙
- 2023年8月~9月:トレッドミルでのキャンター、もしくはウォーキングマシンでの調整。9月後半に週1日、屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1本登坂開始。残りの日は軽めの調整
- 2023年10月:週2日、屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター2本。残りの日は軽めの調整
- 2023年11月:週2日、屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター2本。残りの日は軽めの調整
馬体の造りや奥手な血統背景、8月中旬の左トモ跛行の影響で、同期たちに後れを取っています。
最新の更新情報
以下の感じです。ようやく栗東清水久詞厩舎への移動が見えてきたといったところですが、まだまだ成長途上です。ちなみに馬体重は460~470kgまで大きくなりました。
この中間は週2日、屋内坂路コースでハロン14~16秒のキャンター2本登坂しています。また、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。「少しずつ移動を意識して動かすようにしています。調教の動きなどから、上積みが見込めると考えているので、じっくり乗り込んでいければと考えています」
2023年11月21日 空港担当者より
そして本日11月30日、ようやく本州へ移動しました。
30日にNF天栄へ向けて移動しました。タイミングを見てNFしがらきへ移動する予定です。「順調に乗り込みを進めることができていましたので、このタイミングで一先ずNFしがらきまで移動させることになりました。当地での動きを見た上で、どのあたりで入厩できるかを判断してもらうつもりです」
2023年11月30日 空港担当者より
NFしがらきに移動後、様子を見て清水久厩舎へ入厩でしょう。勝手に妄想すると以下のようになりますので、新馬戦には何とか間に合うのかな。
- 12月初旬:清水久厩舎へ入厩
- 12月中旬:ゲート試験合格、NFしがらきへ放牧
- 1月中旬:清水久厩舎へ帰厩
- 2月中旬:デビュー!

まとめ
パステルツェさんが奥手っぽいことは最初から分かっていました。
2歳時からガンガン攻めた調教をされるタイプではないし、それに輪をかけて8月に頓挫があったので、同期たちに大きく後れを取っている現状はやむを得ないでしょう。
にしても新馬戦は2月まで、未勝利戦は9月最初の週までですから、競走馬として残された時間が刻一刻と迫っていることも事実です。
栗東に入厩となっても、その後にゲート試験が待っています。より強い調教も始まりますので、左トモをハ行してしまった影響がどこまであるのか気になるところです。
と言いつつも、個人的にはまだオークスへの切符を諦めていませんし、古馬になってエリザベス女王杯で好勝負してくれる馬だと、勝手な妄想は尽きません。
そんなデビュー前のワクワク感を満喫できることが一口馬主の醍醐味でもあるかな、なんて思っています。
頑張れパステルツェ!
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