今年のチャンピオンズカップは人気馬の戦績が素晴らし過ぎですが、レモンポップは初距離と初の1週コース、セラフィックコールは追い込み脚質と、不確定要素が満載でもあります。
好枠をもらったテーオーケインズが突き抜けるでしょう。
レースの大局観
予想のポイント
まずは前提条件を確認します。
- 馬場状態:中京は開幕週。土曜のダートは標準馬場と言える(後述します)
- 天気:日曜も晴れ予報で引き続き良馬場を想定
- 斤量:定量戦で牡馬58キロ、牝馬は2キロ減。3歳馬は1キロ減
- 枠順:15頭立て。内枠が有利なコース形態で人気の2頭が外枠に回された。内枠の好位勢を狙うのがセオリーだろう
- 展開:難解なメンバー構成。逃げはケイアイシェルビーを想定するが、スローの団子状態が濃厚。外枠は外々を回されるのが目に見えていて内枠が有利とみる
有力馬チェック
人気・実績上位を確認します。
- レモンポップ:あらためて馬柱を見ると恐ろしく優秀。大外なのでおそらく好位から運ぶだろうが、初の1週コースでこの馬の持ち味が出せるのか分からない
- セラフィックコール:5戦負けなしで怪物かもしれない馬。が、ミルコで坂スタートのこのコースだと出遅れの可能性が高く、しかも追い込み脚質。買う勇気はない
- クラウンプライド:G1で2着3回とまだ大きな勲章がなく是が非でも勝ちたいだろう。昨年のこのレースは上手く乗られたが2着。今回も川田の早仕掛けだろうから足りない気がする
- テーオーケインズ:昨年のこのレースは外枠で出遅れから終始外を回す競馬で断然人気を裏切った。今年未勝利でピークアウトの不安が囁かれるが、中京1800mはベストではある
- ハギノアレグリアス:距離はもう少し長い方が良さそう。今回の相手を上回れるような武器がなく、ちょっと足りない
この馬で勝負したい理由
テーオーケインズは年内での引退が発表されて、残るレースはこのチャンピオンズカップと年末の東京大賞典が濃厚ですが、戦績から地方の時計の掛かる馬場が合っているとは思えず、ここに全力投球でしょう。
思い返して一昨年のチャンピオンズカップはチュウワウィザードに6馬身の差をつけた圧勝。G1でこれだけの着差は珍しく、テーオーケインズは中京1800mで時計の速い馬場が最も得意と言えるでしょう。
そして連覇を狙った昨年は、単勝1.5倍の断然人気を裏切る形でしたが、「外枠」「出遅れ」「終始外」の三重苦となってしまい、ある意味負けて当然でした。
そして今年。引退のはなむけなのか昨年のお詫びなのか、絶好枠が与えられました。昨年の三重苦のうち「外枠」と「終始外」はクリア。
残る三重苦は「出遅れ」。坂スタートでどの馬も出負けの可能性が高まるので、こればかりは祈るばかりですが、ゲートさえしっかり出れば、結果は付いてくるはずです。
速い馬場かどうかですが、土曜のレースを見たところ、以下に示すとおり昨年よりも時計が出る馬場だと分かります。テーオーケインズが普通に走れる馬場であると言えるでしょう。
距離 | クラス | 2021 | 2022 | 2023 |
ダート1200m | 3歳以上1勝クラス | 1:12.3 | 1:11.9 | 1:12.0 |
ダート1800m | 3歳以上1勝クラス | 1:53.7 | 1:55.2 | 1:54.6 |
ダート1800m | 3歳以上1勝クラス牝 | ー | 1:55.1 | 1:54.7 |
以上のことから自信をもって勝負できます。券種は単勝:複勝=1,000円:2,000円の基本パターンで行きます。
結 論
テーオーケインズが直線抜け出すと予想。単勝・複勝で勝負します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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