古馬の中距離No.1決定戦の大阪杯。昨年の牡馬クラシックホースやタイトルホルダーが不在で、少々寂しいメンバーです。
絶対的な王者が勝つレースではなく、阪神小回り2000mで紛れのあるレース。今年はどうでしょうか。
ジャックドールを買います。
レースの大局観
予想のポイント
まずは前提条件を確認します。
- 馬場状態:阪神は使われ続けて8週目のAコース。土曜の1勝クラス芝2000mが1:59.0の時計で逃げ切り。まだ内・前目が有利で高速馬場
- 天気:晴れ予報で良馬場を想定
- 斤量:定量戦。昨年から1キロ増で牡馬58キロ、牝馬56キロ
- 枠順:ジャックドールは5枠9番ならば問題なく逃げられる。ノースザワールドは大外16番だが控えても勝負にならないので出して行って2番手か。6番ヴェルトライゼンテと4番ノースブリッジが好枠で内々の取り合い。10番ポタジェと12番キラーアビリティがこの枠ならば好位の外に収まる。ジェラルディーナの最内1番枠は枠の並び的に歓迎ではない。スターズオンアースは中枠でルメールならば何も不安なし。ヒシイグアスは外枠で外々の競馬をせざるを得なくなった。ラーグルフとマテンロウレオは末脚勝負
- 展開:ジャックドールがハナ。マリアエレーナが続いて外からノースザワールド。好位に内からノースブリッジ、ヴェルトライゼンテ、ポタジェ、ダノンザキッド。中団にキラーアビリティ、ワンダフルタウン、スターズオンアースが続き、内々にジェラルディーナ、ヒシイグアス、ヒンドゥタイムズで、後方からラーグルフ、マテンロウレオで最後方にモズベッロ。1000m通過59.5。3コーナーからポタジェ、ヴェルトライゼンテが押し上げ、ペースアップ。後半が1000mが58.0で勝ち時計1:57.5程度か。中団以降は相当な凄い脚を使わないと届かない計算
有力馬チェック
人気・実績上位を確認します。
- スターズオンアース:昨年の牝馬クラシック2冠馬。古馬とは初対決。スタニングローズが中山記念であっさり敗れたのが気になるが、スタニングローズを遥かに上回る実力があるようにも思える。これに勝たれたら諦める
- ジャックドール:昨年のこのレース5着は落鉄やペースが辛かった。展開のカギを握る立場でどう乗ってもマークが厳しくなるが、実力は間違いなくある
- ジェラルディーナ:昨年のエリザベス女王杯でG1制覇は馬場が向いた。2000mでは距離不足で、鞍上弱化、最内枠の懸念と、真っ先に切りたい1頭
- ヒシイグアス:G2の2着が2度で昨年のこのレース4着。舞台は合うが今回の外枠は痛恨。凡走はしないだろうが勝ち切るまでは難しい
- ヴェルトライゼンテ:実はG1で馬券内が2度ある実力馬。このメンバーに入って2000mのスピード勝負では分が悪い。周囲が川田にビビッて進路が空き、恵まれてワンチャンあるかどうかという感じ
- マリアエレーナ:調教師がラッパを吹いているようだが、そもそもこの厩舎を安心して買えない
- ノースブリッジ:重賞2勝で着実にステップアップしているのは分かるが、G1突破まではイメージできない
この馬で勝負したい理由
ジャックドールはこの条件でG1を獲れなければ、G1馬にはなれないでしょう。
メンバー的に間違いなく前に行けるし、もし逃げられなくてもスローの瞬発力勝負にしない限りは大丈夫。鞍上の武豊は、この手の引っ掛からない先行馬は得意中の得意だし、ペース判断に衰えなしです。
ペースはややスローで収まるはず。ノースブリッジ岩田は仕掛けを待つタイプだし、ジャックドールが突かれる展開にはならないと読みます。
土曜の馬場を見る限り、連続開催にも関わらず馬場がそこまで悪くなく、前有利が継続中なので、今年の大阪杯はジャックドールの逃げ切り濃厚と考えます。
確勝と見ていた先週の高松宮記念ナムラクレアがまさかの2着だったので、馬券は確実な単複にします。
結 論
ジャックドールが逃げ切ると予想。単複で勝負します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント