結局2022年も、年間収支マイナス。( ノД`)シクシク…
2015年と2016年の2年連続プラスは良かったものの、以降6年マイナスは、ブログやってる身としては流石にダメでしょう、いくら何でも。
ということで、今まで8年間継続してきた「本命馬1頭の単勝・複勝で勝負」という拘りを一度リセットして、どう組み合わせればよいかをあらためて考えてみました。
これで2023年は巻き返し必至?
単複派になった理由
ハープスター断然に違和感
私が単複派になったきっかけから振り返ります。それは、2014年のオークスでした。
当時、その破格の末脚でスター街道まっしぐらという感じだったハープスターが、桜花賞で見せた全馬ごぼう抜きの再現を期待されて、オークスでも断然の1番人気(単勝1.3倍)でした。
でも私は、これにはかなりの違和感がありました。
馬ともMさんからのアドバイス
そんな感性だったで、本命は桜花賞3着で鞍上岩田のヌーヴォレコルト。ハーツクライ産駒ならば距離に不安もありません。
久々に自信満々。これしかないと思って、馬ともMさんにこう言いました。
こりゃヌーヴォレコルト逆転だよ
間違いない
ハープスターと1点でイイでしょ!
以下、こんなくだりです。
そんなにヌーヴォレコルト自信あるなら
単勝と複勝を買えば?
下手に馬連とかでハープスターが
コケたらどうすんのよ
ハープスター来ないってことは
いくらなんでも無いでしょ?
いや、そういうことじゃなくて、
一番オッズ高いのは
ヌーヴォレコルトの単勝でしょ
はっ、そうか
結果はご存じのとおりで、9番ヌーヴォレコルトが勝ち、10番ハープスターは2着。馬券としては馬連9-10の1点でも、単勝9番と複勝9番でも、どちらも当たりでした。
要はどっちが得するのかってことをあんまり考えないで、当時ほとんどの券種を馬連かワイドの2本立てだった私に「単複は儲かる」という成功体験を与えてくれた一幕でした。
払戻金の比較
2014年オークスのオッズと払戻を整理します。
購入券種 | オッズ | 購入金額 | 払戻金 |
単勝 9番 | 9.8倍 | 1,000円 | 9,800円 |
複勝 9番 | 1.5倍 | 2,000円 | 3,000円 |
券種(仮) | オッズ | 購入金額 | 払戻金 |
馬連 9-10 | 3.8倍 | 3,000円 | 11,400円 |
9,800円>8,400円ですから、僅かではありますが単複の方が馬連より儲かるケースでした。
金額もそうなのですが、ヌーヴォレコルトがハープスターを負かす、ということを予想してキッチリ単勝を取ったのが嬉しかった。
これがきっかけで、私は2015年以降、本命馬1頭の単複のみの馬券に切り替えました。
控除率の比較
知っている人が多いと思いますが、念のため書きます。
私たちは馬券を買った時点で既に負けてます。いわゆる控除率と言われているやつで、購入100に対して以下の払戻率が設定されているからです。
投票法 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 | win5 |
設定払戻率 | 80.0% | 80.0% | 77.5% | 77.5% | 77.5% | 75.0% | 75.0% | 72.5% | 70.0% |
僅かな差かもしれませんが、塵も積もれば山となります。長い目で見れば、払戻率が最も高い80%に設定されている「単勝」か「複勝」を買うべきなのは明らかです。
本命1頭の単複(比率固定)の弱点
2015年からの単複勝負は、全てこのブログに記録を公開しています。
2015年と2016年はハマりにハマった感もあって絶好調。でも良い時は続かず、その後は低迷の長いトンネルに入ってしまいました。
それでも本命馬1頭の単複勝負を継続してきましたが、このやり方に限界を感じつつもあります。
以下のタイプの馬を本命に考えた場合、上手くいかないからです。
- 堅い決着が見込まれる場合
- 人気馬で勝負する場合
- 馬券内には来そうだが、頭はなさそうな場合
- 勝ちそうな馬の複勝オッズが低すぎる場合
前提として、単複を単勝:複勝=2:3の比率で購入することとした場合の話です(ブログ上、単勝2,000円、複勝3,000円なので)。
上手くいかないパターン1
1つ目「堅い決着が見込まれる場合」を紹介します。
複勝はオッズに幅がありますが、人気上位で決着した場合は最下限のオッズに決まります。つまり上位人気(1,2,3番人気)で決着しそうな場合は、複勝に旨味がでません。
で、2022年の秋華賞は、以下のように4番人気を狙ってしまうのです。
結果的にこのレースでは、3番人気のスタニングローズに本命を打つ以外に、単複勝負でプラスにする買い方はありませんでした。
正解は1/16。かなり高いハードルです。
上手くいかないパターン2
2つ目「人気馬で勝負する場合」を紹介します。
これはまず間違いなくイケる、というレースはたまにありますので、以下のように1番人気でオッズが低くても買うのですが、配当は安いしリスクは高いしで、得なのかどうか分からない。
このレースはたまたま3着に穴馬が来たため、ナムラクレアの複勝(1.2~1.5)が1.5倍ついたので良かったのですが、こっちの意図したものではなくて本当にたまたまでした。
上手くいかないパターン3
3つ目「馬券内には来そうだが、頭はなさそうな場合」を紹介します。
2022年の有馬記念はその典型例でした。私は、ボルドグフーシュが馬券内には必ず来るだろうと思っていましたが、同時に頭まではないとも思っていました。
ならばどうするかというと、イクイノックスを打ち負かす可能性がある馬に本命を打つことになります。
ポテンシャル的にエフフォーリアしかいませんが、結果は撃沈です。
話を戻して、ボルドグフーシュみたいな馬で単複勝負するとなると、単勝の購入資金は最初から捨てているみたいなものなので、頭がなさそうな馬で単複勝負をする気にはなれないのです。
上手くいかないパターン4
4つ目「勝ちそうな馬の複勝オッズが低すぎる場合」を紹介します。
同じく2022年の有馬記念。正直イクイノックスが勝つだろうと思っていて、ブログにも「勝たれたら仕方ない諦める」なんて書いてました。まさに苦悩です。
でも、イクイノックスの複勝オッズが土曜夜で1.2〜1.5倍。これを取ったところで、年間収支は良くならない。勝負できません。
結局、上記で述べた通りエフフォーリアで単複勝負ですが、結果は撃沈。
1頭単複(比率固定)に替わる勝負馬券
上記のように、単複(比率固定)で勝負することに向かない、買い辛いケースも多々あるのです。
それでも私は、単複馬券のメリットを十分に理解していますので、長い目で見て勝てる馬券は単複しかないと思ってます。
そこで、以下のような改善案を考えました。
ケース1をアップデートすると
2022年の秋華賞では、堅いのが分かっているのならば、単勝と複勝を分けずに、複勝1点でキッチリ取りに行くのがベターでしょう。
- 上位決着で堅そうなので、ナミュールの複勝のみ5,000円
ケース2をアップデートすると
また、2022年の函館スプリントSでは、単勝:複勝=2:3に拘らなければ、こういう買い方が自然でしょう。
- 勝つに決まってっるから、ナムラクレアの単勝のみ5,000円
ケース3,4をアップデートすると
そして2022年の有馬記念では、1頭の単複ではなく、異なる馬の単複を購入しても良いということならば、以下のような対応が可能となります。
- 頭は堅いから、イクイノックスの単勝2,000円
- 馬券内は堅いから、ボルドグフーシュの複勝3,000円
つまり、単複で1頭のみとか、単複比率を2:3に固定することを決めつけず、もっとフレキシブルな購入を可能とすれば良いのでは、ということです。
まとめ
単複馬券で勝負するのは、馬券で勝つ上では必須条件だという考え方は、変わりません。
でも振り返れば、無理矢理に固定比率の単複勝負に嵌め込んでいたところもあって、個人的には自由度を失っていたかなと。
結論としては、2023年は以下のようにやっていこうと思います。
- 券種の「単勝」「複勝」は変えない
- 単勝と複勝の購入比率を固定せず「単勝のみ」や「複勝のみ」も含めてフレキシブルに購入することを可とする
- 本命馬1頭のみを購入すると決めつけず「本命馬の単勝」「対抗馬の複勝」のように、単複を別の馬にセットすることも可とする
- 「1レース5,000円購入」を「1レース3,000円購入」に下げる(1年間お試し期間)
8年間続けた買い方を変えますので、2023年は試行錯誤の1年になりそうなことを勘案し、ブログでの公開購入金額を3,000円に下げますことを、なにとぞご了承くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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