今年の日経新春杯。明け4歳馬の実力はどうなのかと考える以前に、外枠でハンデも重く、そもそも辛いような気がします。
前走で長期休養明けを無難にこなしたハーツイストワールの重賞初制覇に期待したいです。
レースの大局観
予想のポイント
まずは前提条件を確認します。
- 馬場状態:京都は開催2週目の5日目Aコース。高速馬場ではなく外差しも決まってはいるが、道中はインを通した馬が好走していて、基本は内で前が有利
- 天気:晴れ予報で良馬場想定
- 斤量:ハンデ戦。トップハンデはヒンドゥタイムズ58キロで、ディアスティマとサトノグランツが57.5キロ。最軽量は53キロでナイママと牝馬のシンリョクカ
- 枠順:フルゲートに満たない14頭立て。サトノグランツが大外14番でサヴォーナがその隣の13番。4歳の有力馬はともに良い枠とは言えない。もう1頭の4歳有力馬ハーツコンチェルトは7番もこの馬は外枠希望だったはず。ブローザボーンは8番でまずまず。逃げ候補のディアスティマが6番、リビアングラスが4番でともに好枠
- 展開:枠の並びからリビアングラスがハナ。ディアスティマが促して出していき、サヴォーナもこの枠だと前に行きたいので、序盤は流れそう。淡々と流れる平均ペースからのバテ差し競馬になると読む
有力馬チェック
人気・実績上位を確認します。
- ブローザボーン:明け4歳の人気どころが外枠になったことで押し出された1番人気っぽく感じる。前走で心房細動となった後のレースはやっぱり気になるし、厩舎からもG2は荷が重く買い辛い
- サヴォーナ:崩れることはないだろうというのが第一印象。ただし非社台の休み明けなので積極的に買いたくはない。抑えまでという評価が無難と思える
- ハーツコンチェルト:ダービー3着馬も1勝馬で55キロは判断が難しい。そのダービーは松山がかなりうまく乗った結果だし、右回りの成績からここも届かずというイメージしかない
- サトノグランツ:ハンデ57.5キロはG2を2勝しているのでやむを得ない。大外枠もあって道中は外を回さざるを得ずハンデも重い
- レッドバリエンテ:重賞初挑戦の前走は直線で捌けず脚を余した。ハンデ据え置きで面白いかもしれないが、人気し過ぎ感あり
- リビアングラス:格上挑戦だが京都新聞杯ではサトノグランツとタイム差なしの3着あり。おそらく逃げる。マークが薄いままだと残るかもだが、今回は他馬が早めに来ると思う
- シンリョクカ:軽ハンデだが牝馬なので実質はハーツコンチェルトと一緒。さすがに厳しい
この馬で勝負したい理由
ハーツイストワールは8歳という年齢だけで嫌われることでしょう。でも、7歳の年末と8歳の年始に何の違いがあるのかって話。
前走は脚部不安による11か月ぶりの実戦でも見応えあるレースが出来たし、衰えは全くないでしょう。坂路のみだった前走の調整過程とは異なり、今回はウッドでの追い切りもこなしています。
京都が向いているかというのは分からないですが、洋芝の札幌日経OPを勝ち切っていることからして右回りで時計がかかる馬場でも対応可能。少なくとも、左回りで府中の軽い馬場専門というわけではないでしょう。
2走前はJCを使われ、3走前はアルゼンチン共和国杯で不利を受けながら2着。オープン場となってからの戦績を振り返れば、この日経新春杯はいかにも走り頃と思えて仕方ないです。
展開は恐らく早めに動くバテ差しの流れなので、ハーツイストワールは田辺が道中馬群の中でジッとしていれば、直線で確実に末脚を繰り出してくれるでしょう。
馬券は単勝:複勝=1,000円:4,000円で行きます。
結 論
ハーツイストワールがゴール前で差し切ると予想。単複で勝負します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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