今年の日本ダービーは、前走のド派手な勝ちっぷりからソールオリエンスに人気が集中しましたが、それは重馬場ハイペースでの特殊事情だったのでは?
むしろ、その皐月賞で2着だったタスティエーラの総合力の高さを買いたいです。
レースの大局観
予想のポイント
まずは前提条件を確認します。
- 馬場状態:府中は開幕7週目でCコース替わり。毎年そうだが、ダービーウィークは内が絶対に有利
- 天気:水曜日から降雨なし。日曜も晴れ予報で、良の高速馬場を想定
- 斤量:定量戦で57キロ
- 枠順:ソールオリエンスは3枠5番で絶好枠。スキルヴィング1枠2番で本来好枠も、初めて内枠に入って微妙かも。ファントムシーフは7枠14番枠で武豊がポジション取って来るとは思えず難しくなった。タスティエーラは6枠12番でレーンなら好位からの競馬が確定。シャザーンは5枠10番で枠がどこでも末脚勝負なので問題なし
- 展開:ノリさんのトップナイフがハナ。ドゥラエレーデも外枠から出して行く。パクスオトマニカ田辺も前に行き、この3頭が先団。べラジオオペラ、ホウオウビスケッツ、ショウナンバシット、タスティエーラ、ノッキングポイントが好位を狙って1コーナーはポジションの取り合い激化。スキルヴィング、ファントムシーフ、ハーツコンチェルトが中団を追走して、ソールオリエンスはこれらを見ながら追走。1000m通過59秒程度の平均ペース。こうなると勝負所で仕掛けを待つはずで、好位が粘り込むところに差しが届くか、という展開を想定
有力馬チェック
人気・実績上位を確認します。
- ソールオリエンス:皐月賞は多くのファンの度肝を抜いた。力がないとできない芸当ではあるが、重馬場でハイペースならば後方からが有利だったことは間違いなく、一本被りにはやや疑問がある
- スキルヴィング:青葉賞の勝馬。ルメールがこちらを選ぶとは思わなかったが、キム哲厩舎でノーザンFならば強制か。青葉賞のレベルが高かったとは思えず、初めての一線級との勝負を乗り越えられるか疑問
- ファントムシーフ:皐月賞3着。ルメールがこれを選ばなかったことで、もう結果は知れている
- タスティエーラ:皐月賞2着。あの展開で先行からあわや勝つかという内容は立派。松山からレーンに乗り替わりでキャロットは勝負をかけてきた
- シャザーン:皐月賞6着。これはスロー専用機と見ているので、ここでは難しい
- ハーツコンチェルト:青葉賞2着で何とか結果を出して滑り込んだ。新馬戦の勝ちっぷりが派手だったので、その後人気するも結果が出ず。青葉賞はメンバー手薄だったと見るのが妥当だろう

この馬で勝負したい理由
タスティエーラが崩れる姿を想像できません。
皐月賞のハイペースを、あのポジションから2着に残せるというのは相当な能力です。
新馬戦や共同通信杯の内容から、府中の左回り瞬発力コースの適性に問題なし。共同通信杯は、勝ちを目指したルメールの騎乗と、先を見据えた福永の騎乗の差が、あの着順になったと見ています。
正直タスティエーラは勝ち切るか、と言われると微妙でも、鞍上をレーンに託した堀厩舎の仕上げが生温いわけがない。複勝を買って競馬の祭典を楽しみます。
結 論
タスティエーラが直線抜け出すと予想。複勝で勝負します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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